Case Study House が出来るまで3/終の棲家

終の棲家。

みなさんはどんなすまいを思い浮かべますか?

今回は、大切な人と大切な時間を過ごす為に
長年共に過ごしたすまいを離れ、これからの生活を
より豊かにしてくれる終の棲家が欲しいと考える
オーナーと私たちが共につくり上げた、思いの
詰まったケーススタディをご紹介します。

今回のオーナーはいつもアクティブに過ごされ、
おもてなしをしたり、周りの方から頼られると
ついお世話をしてしまう、そんな素敵な奥様です。

そんな奥様から、車椅子生活となってしまった
ご主人と一緒に過せるすまいが欲しいと私たちに
ご相談がありました。

そこで私たちは車椅子のご主人と奥様、ご家族が
気遣い等の気持的バリアと身体的な動線バリアの
ない、すまいを考え提案しました。

動線バリア解決の一例をお話ししますと、
アプローチにスロープを設け、車椅子のまま
家の中に入れる様にし、玄関から部屋までも
段差の無い動線を計画しました。



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次に気持的バリア解決の例についてお話ししますと、
ご主人が気を遣わず自由に移動出来るよう、
リビングの建具は間口が大きく取れる大型引込戸や
三本引戸等で空間に可変性をもたせています。

リビングはご主人の部屋と連続させて配置し、
戸を開けるとリビングの一部となり、閉めると
プライベートルームへと可変します。

このことにより、ご主人は疎外感を感じることなく
常に家族と繋がっている気持になれます。



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他にも介護のお洗濯物も奥様のリクエストにより、
洗いやすくゆとりのあるスロップシンクを設けました。
洗面は車椅子でも利用し易い薄型洗面器を選びました。



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落ち着いた和を基調とした空間デザインと
豊かな光を室内にもたらしてくれる開口計画が
穏やかな日々に彩りを与えてくれます。

存在感のあるオリジナルデザインの階段は、まるで
日時計のようにリビングに陰影を生み出します。



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夜になると、淡い光に落ち着いた空気が生まれます。
奥様の手料理を囲むご家族の団欒が目に浮かびます。

家庭菜園が趣味でもある奥様は大変料理がお上手です。
器のコレクションも豊富で、キッチンの背面の収納には
びっしりと食器が並べられています。
大きな収納にして良かったと、ご満足の様子でした。



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今年の夏も、お野菜を沢山作っているのでしょうね?
ブログを書きながら、ふと思い出し、久しぶりに
お会いしたくなりました_。
















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by nasuclub | 2017-07-03 17:33 | nasuclubの家づくり

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